派遣の思い出 クレジットカード販促
23歳頃、当時(2004年頃)なにかと世間の話題になっていた、
”派遣”のお仕事もやってみたいなーと思いました。
コーヒーショップバイトを辞めていた時期、
某大手派遣会社に登録をしました。
「接客業」「勤務地近場」などで希望していたと思います。
すぐに派遣コーディネーターさんから連絡があり、
「銀行のクレジットカード販売促進」のお仕事を紹介いただきました。
「よくわからないけど、とりあえずやってみよう!」という気持ちで、そのお仕事に決めました。
まずは3日間の研修に参加しなければならないとのこと。
渋谷の研修場所へ3日間通いました。
仕事内容に不安を抱きつつも、一日がかりの研修をなんとかこなしました。
その間、なんとなく誘われて一緒にランチをする仲間?が数名出来ました。
お互いに不安を共有しあって和気あいあいと過ごしたランチタイムでした。
(実はこの出会いには後日談があります。それは別記事にします)
3日間の研修も終了し、共に研修を受けた人たちともこれでお別れ。
これからはお互いひとりで頑張りましょうね!と励ましあいました。
そしてお仕事初日を迎え、緊張の派遣生活がスタートしたのです。
ちなみ勤務地は、自宅から電車で10分くらいで近かったです。
仕事内容
●銀行のクレジットカードに新機能が付いたので、それに切り替えませんか?と銀行ATM内で販売促進をする(ATMに来たお客様に声をかけチラシを配りまくる)
●ノルマはなし。
●切り替える方に、詳細を説明し、申込書に記入してもらう。
●その他、各手続きなど。
要するに、カード切り替えの営業です。
今の私からしてみれば、全然向いてない仕事じゃーん!なのですが、
当時の私はなんでも挑戦してみたい、好奇心旺盛な世間知らずでした。
結論からいいますと、1か月で辞めました。(はやっ!)
何とか1か月は我慢した、という感じですかね。
最初は前向きに頑張っていましたし、頑張っていました。
だけどこの仕事は一人でやる仕事だったので、
未熟な私には心細すぎました。
ATMに来るお客様にひたすら声を掛けチラシを配るのですが、
大体の方はお忙しいのでなのでなかなか立ち止まってくれません。
時々、おじいさま、おばあさまが話を聞いてくださり、
何人かの方が申し込んでくれました。
ある時、ひとりのマダムが興味を持ってくれて、
申し込みまでこぎつけることができました。
そしてATMコーナーの一角で申込書を書いてもらい、
その場にマダムを待たせ、私は銀行内で確認作業等をしなければならなかったのです。
不慣れな私がモタモタしていたのでしょう。
各手続きや、待たされることにしびれを切らしたマダムは、
「まだなの!?私急いでるのよ!!!」
とイライラの爆発、お怒りになったのです。
「ひい~!怒られた!!怖いー!!!(涙)」(心の叫び)
謝りながらも慌てながらもなんとか申し込んでもらえたので良かったですが、
面と向かって怒られて、ショックで落ち込みました。
案の定、そのショッキングな出来事からこの仕事への意欲がなくなっていったのです。
愚痴る相手もいませんし、フォローしてくれる人もその場にはいません。
当時の私は未熟で打たれ弱かったのです。
(派遣コーディネーターさんは時々様子を見に来てくれるのですが、相談なんてできず、自分のなかにため込んでいました)
帰宅しても一人暮らしなので悶々とするばかり。
炊事をする気力もなく、当時は一体何を食べていたのか思い出せません。(たぶんコンビニ食)
それでも、1ヶ月は続けようと頑張りました。
そして無事に1ヶ月で辞め、
いつしか再びコーヒーショップのバイトに復帰させてもらいました。
1ヶ月しか続かなかったことは私のなかでも自信を失う出来事でした。
けれど嘆いてもしょうがないし、
終わったことには興味がなくなるので、
すぐに頭の中は切り替わりました。
さて、次は何をしようかと。
そして、もうこのような仕事は二度とやらないと心に決めました。
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