社会復帰するまでの子育て期間の話を少しだけ 男の子2人 ワンオペ育児
妊娠を機にクリニックを辞めた私は
27歳になる直前に長男を出産し、2年後の29歳で次男を出産しました。
私の目標である「20代のうちに出産を終える」を果たせたものの、
子育てはそれはそれは大変でした。
子どもは「命」であり、私とは違う人間である。
子育てはこの大切な「命」を失わせないように、
心身ともに丈夫な人間に育つよう、
親としてちゃんと責任を持ち、
ちゃんと真面目に育てないと!
自分のことはいい加減で、思い付きや直感で生きてきた私ですが、
子どものことになるそうはいきません。
私の人生ではなくて子どもの人生の土台を私が支えて育てるなんて、
責任が重すぎると思いました。
出産を経験してみたい、子どもを持ちたい、
と当たり前のように願っていたもののいざ出産をしてみると、
あやし方がわからない、
けれど可愛すぎて一時も離れたくない、
寝る間もなくお世話が大変すぎる、
だけど赤ちゃんてなんて可愛くて、なんて無防備なんだろう、
私がこの子を守っていかなきゃ!
と、戸惑いと母性本能がさく裂していました。
同い年の夫はちょうど仕事が乗りに乗って毎日帰りは遅く、
ワンオペ育児が当たり前でした。
時々私に限界が近づいて発狂しそうな時は夫に助けを求めましたが、
幼児期以降もほぼワンオペでした。
男の子ふたりなので子育ては体力勝負。
次男は気が強くて一筋縄ではいかない!
赤ちゃんの時はマイペースに平和に過ごせましたが、
長男が幼稚園生になってからはいつでもマイペースとはいかず、
さらに次男が幼稚園生になると嵐のような毎日を送っていました。
そもそも何をやっても続かなかった私ですので、
「子育て辛い!逃げたい!!こんなのもう無理!!!」
と何度思ったことでしょう。
でも思った直後に、
「だけどこの子たち(命)をほったらかしになんて出来るわけない!!」
「それだけはできない!してはいけない!!」
「これは私の人生最大の試練で、必ず乗り越えなければならないんだ!!!」
と、逃げたくもそれだけは絶対にしない自分を信じながら、
ボロボロになっても泣きながらでも子育てを頑張りました。
私の頭が悪いのか、固いのか、真面目に子育てを頑張るという気持ちが強く、
でも完璧に出来ない自分に自己嫌悪だったり、
子どもに対してもっとしてあげたいことが出来なくて罪悪感があったりと、
苦しいことがたくさんありました。
(今振り返ると、もっと力抜いてもよかったな~と思うことたくさんあります)
これまでの人生でいろんなことをすぐに投げ出してきたツケが、
今、回ってきたのかと反省したり。
若いころはフットワーク軽くいろいろなことに挑戦していたけど、
子育てだけで体力が消耗しヘトヘト。
浮足立って落ち着きのなかった私は、
子育てで体力を消耗し余力もなくなり、
徐々に落ち着いていったのでした。
(少しずつ大人になっていたということです)
子どもの存在によって成長させられました。
(今も成長中です)
続く
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