短大卒業後はフリーター(就活できる気がしなかった)
私は短大卒なのですが、就活はしませんでした。
なぜ私が就活をしなかったというと、
●歌手を目指していた(夢を追っていたのですね。)
●就活スーツを着て就職活動なんてまるで出来る気がしなかった
「働きながらでも歌手は目指せるでしょ?」と親に言われた気がしましたが、
●毎日9時から17時、規則正しい生活に縛られるのが想像しただけで苦痛
●もう少し自由で居たかった
●当時(2000年~頃)社会問題化していたフリーターになってみたかった(好奇心)
以上のような理由で私はフリーターになったのです。
とはいっても、学生の頃からやっていたコーヒーショップでのアルバイトを継続しただけでした。
当時のバイト仲間は大学生ばかりで、サークル感覚で楽しく働いていました。
飲み会や遊びに行ったりと、楽しかった。いい思い出です。
学生時代は夕方からシフトに入っていましたが、
フリーターになってからは、昼間の時間帯から21時か23時半までの時間帯で入っていました。
時給なので長時間働かないとお給料少なくなっちゃいますもんね。
(私は地方から上京していて、一人暮らしでした)
ちょうど店舗改装もありリニューアルオープン期で、
フリーターになった私はバイトのマネージャーみたいなポジションになっていたような。(記憶が薄れてきている)
毎日10時間くらい入って頑張っていました。
楽しかったし、若かったので辛くはなかったのです。
でも一度、帯状疱疹になりました。(気づかないうちに疲れていたんですね)
真面目に働いていたので評価してもらえたのか、
フリーターで都合がよかったのか、
ある日店長に、
「研修あるから行ってね」
と言われたのです。
「研修?」(ちょっとヤダ。めんどくさい)
と私は嫌だったのですが、抗うこともせず研修に行きました。
どうやらそれは店長(か副店長)の養成研修でした。
それに気づいた私は、
「私、歌手になりたいのにコーヒーショップの店長なんてなりたくないし!」
と息巻いていました(心の中で)。
ちょうどその時期は意地悪クレーマーおばさんにひどい目に合わされて、
精神的ダメージも抱えていました。
●店長になんてなりたくない、研修行きたくない。
●意地悪クレーマーおばさんには二度と会いたくない(会わないように曜日をずらしてはいました)。
●バイトのマネージャー?になったので、ついこないだまでただのバイト仲間だった人たちに注意しなければならない時もあり気まずい。
「大変だったら協力するから相談してね」
と声をかけてくれる仲間(大学生)もいたのですが、
なんと私には人に相談して頼るというスキルが無かったのです(涙)。
いろんな不満や苦痛をひとりで抱えて解決できず、
自分で望んでもいなかった展開に心が沈んでいきました。
「もう嫌だ~」と故郷の母には電話で愚痴っていたと思います。
「やめたい、やめたい…」
ある日、限界が来た私は、
勇気を出して店長に「辞めます」と伝え、
一か月後に辞めました。(あっさり)
学生時代から3年くらいは続けていたので、
みんなから寄せ書きの色紙をいただいたりしました。
研修も途中でやめてしまい、申し訳ない気持ちは多少ありました。
なによりも、慣れ親しんでいた仕事だったので、
やめることになったのは残念でした。
…しかし、このコーヒーショップとの縁はまだ切れていなかったのです。
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